別の有機リン系農薬「ジクロルボス」を検出、中国・天洋食品製「CO・OP手作り餃子」…「通常では考えられない高濃度」
中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区)は5日、
福島県内で回収した同じメーカーの冷凍ギョーザから有機リン系農薬成分「ジクロルボス」を
検出したと発表した。千葉、兵庫両県の被害者が食べたギョーザから検出された「メタミドホス」
とは別の成分で、一連の回収商品から検出されたのは初めて。皮部分から110ppm検出されており、
日本生協連は「通常では考えられない高濃度」としている。

 新たに薬物が検出されたのは、中毒事件で問題になっている中国・天洋食品製の「CO・OP 
手作り餃子(ギョーザ)」で、福島県の「コープあいづコープバリューぷらざ店」で11月10日に
販売された商品。これまで問題になっていたのが07年10月20日製造だったのに対し、今回のは
07年6月3日製造だった。

 商品は販売直後、においについて苦情が寄せられ、トルエンなどを検出。今回の中毒事件の
発覚後の今月4日、日本生協連の商品検査センターで再検査したところ、ジクロルボスを
ギョーザ全体で10ppm、皮と中身を分けた検査では皮から110ppm、中身から0.42ppmを検出した。
健康被害は寄せられていないが、2個で体重50キロの人の1日の許容摂取量を超える濃度という。

 国立医薬品食品衛生研究所によると、ジクロルボスの毒性はメタミドホスと同程度かやや弱い
とされる。農林水産省によると、農作物の残留農薬基準は、キャベツやニラ0.1ppm、小麦の胚芽
(はいが)10ppmという。

 日本生協連によると、販売直後の苦情は、自家用に購入した店職員からで、「オイルのような
においがきつくて食べられない」。店頭在庫の同一製造日分を調べたところ、同じようなにおいを
確認。近くの店の商品も異臭がしたため、コープあいづは全店から商品を回収したという。

 東北地方でほかにも同様の届け出があったため、商品輸入元「ジェイティフーズ」に詳細な調査・
検査を要請。同11月20日、ぷらざ店の回収商品からトルエンを主体にキシレンとベンゼンを検出
したとの報告を受けていたという。

 ジェイ社側は天洋食品の工場も調査。製造記録や同一製造日のサンプルを調べたが、異常は
見つからず、日本生協連は「トルエンなどは工場由来のものではない」と判断していたという。

 この製造日の商品735ケース分は昨年6月8日に中国・天津の港を出港。同15日に横浜港に陸揚げ
された。川崎市の日本生協連物流センターから北海道を除く全国5エリアに搬送された。
東北エリアに入ったのは111ケースだった。

 新たな検出について、日本生協連は5日、千葉県警に連絡した。




asahi.com 2008年02月05日21時44分
http://www.asahi.com/national/update/0205/TKY200802050384.html














2008/02/06 06:51 | TrackBack(0) | 未選択

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